しおり
銘菓 小町の四季
小町の四季 美少女伝説 |
春雨の さはにふるごと |
をともなく |
人に知られで ぬるる袖かな |
色も香も なつかしきかな |
蛙なく |
ゐでのわたりの 山ぶきの花 |
誰をかも まつちの山の |
をみなへし |
秋と契れる 人ぞ有らし |
木枯の 風邪にもちらで |
人しれず |
うきことのはの つもるころかな |
小町集より |
銘菓 小町ゆべし
みちのく福島県・小野町は平安の美女・六歌仙の一人、小野小町の生誕の地をして著名な所です。伝承によれば平安の昔、嵯峨帝の頃に、京から後の参議小野篂がみちのくに赴き、この地を開発しました。やがて、篁は土豪の娘と恋に落ち、絶世の美女小野小町が生まれたのです。後に小町は篁とともに京に向かいました。篁や小町の母を祭る神社とともに、美しい小町が通ったみち-篁と小町を母が待っていた丘-いにしえのロマンを秘めた数々の遺跡が、千年の年月を経た今も、この“美女伝説”を今に伝えています。 |
花の色はうつりにけりないたずらに わが身世にふるながめせしまに |
小野小町 |
最中 篁太鼓
全国菓子博覧会 名誉金賞受賞 | |
小野町は、平安朝の高臣で学者でもあった小野篁(おののたかむら)によって教化開進されたところです。絶世の美人小町は篁の孫をして生まれ当地小町温泉の湯を浴びて育ちました。人々は、篁の徳を慕って、その当時からつづいてきた盆踊りを篁踊り、囃を篁太鼓と名づけて伝承しています。小野町の遠く豊かな歴史を偲んで生まれた、みちのくの銘菓篁太鼓の典雅な風味をどうぞご賞味下さいませ。 |
店主敬白 |